多重人格という難しいテーマのBLです。
でも内容はそれほど重くないし、重すぎると読まれないからその辺はさすがに作者はきちんと考えていますね。
2重人格の人は見かけた事ありますが、6個も7個も人格が存在するなんて私には想像できません。
そんな多重人格者が身近にいたら、私はどう対処していいのか分かりませんが、社会人として生きていくのに何かを示唆しているのかもしれないし、生きる上でのヒントになるかもしれませんね。
たかが漫画と思わず、この作品の奥深さを感じてもらえればと思います。
Contents
「アダムの肋骨」1巻ネタバレ
「アダムの肋骨」色織一羽との出会い
ドリームパークで着ぐるみを着る仕事をしている広瀬悠真は、仕事中に子供を探している親と出会い、一緒に探すことになった。
そしてその子供が誘拐されそうになっていた所を見つけるが、犯人が逃亡してしまう。
近くにいた清掃員の手を借り、何とか犯人を捕まえて子供を無事、親の元へ届けた。
この時に手伝ってくれた清掃員、色織一羽と、その日から寮で悠真は同室になるのです。
一羽は穏やかな性格で悠真は仲良くなれそうだと感じます。
「アダムの肋骨」一羽は解離性同一性障害
だが翌日、目を覚ますと、顔は一羽なのに雰囲気が明らかに違う一羽がいて、その一羽にいきなり濃厚なキスをされてしまった。
初めて会ったときの雰囲気とは全く違う、荒々しく粗野な雰囲気をしている。
さらにその一羽は、自分の名前は一羽ではなく“レイ”だと名乗った。
実は一羽は、解離性同一性障害なのです。
再びレイと名乗る一羽にキスをされるがその直後、初めて会った時の温厚な一羽に戻った。
悠真はどう接したらいいのかわからず、頭を抱えだしてしまう。
さらに、その翌日。一羽は一羽でもなく、さらにレイでもない人格に変わっていた。
耐えられなくなった悠真は、部屋変えをしたいと申し出ることにした。
だが、それを知ったレイに問い詰められ、どうやら一羽と悠真は昔会ったことがあるとわかった。
一羽の様々な人格に翻弄され続ける悠真は、どう進むのか。
「アダムの肋骨」1巻感想
「アダムの肋骨」悠真と一羽の関わり
このマンガを読んだのは、ただ表紙のイラストが綺麗だったということと、タイトルが気になったからです。
「なぜ、“アダムの肋骨”なのだろう?」と思いました。
私が単に神話などの勉強不足のせいなのかもしれませんが。
この1巻で完結しないので、タイトルの理由がはっきりわかるのは、次の巻で完結するようなのでそっちでわかると思います。
相手の人格が変わって、主人公が翻弄されるというストーリーのものを、この作品の他にも読んだことがあるのですが、6つも人格があるものは初めて読みました。
たいていの二重人格などの物語は、ストーリー全体で暗いものが多いような気がしますが、これは暗いシーンはほとんどなかったです。
どちらかと言えば、穏やかに進んで行きます。
また、2つの人格のものは、どっちを選ぶんだろう、と選択肢が2つですがこれは6つあります。
その6つの人格もそれぞれが、まったく雰囲気も性格も違うキャラクターなので、先の予測が全然つかず、余計に読むのが楽しみになります。
今までの人生で、多重人格の方に関わったことはないのですが、こんなにたくさんの人格があるのはどんな気持ちなのだろうと思いましたし、周りはどんな感じなのかな、と考えたりもしました。
なので、主人公の悠真が一羽にどう関わっていくのか、ずっと気になりながら読み進めました。
「アダムの肋骨」は、まんが王国で、無料試し読みが出来るので、まずは無料で読んでみてくださいね。
サイト内で「アダムの肋骨」を検索するとすぐに読めますよ。
「アダムの肋骨」エロは濃厚過ぎず軽すぎず
悠真は見た目だけは気弱な主人公の感じがするのですが、性格は男らしくはっきりしています。
嫌味が全くないので、読んでいて心がスッキリするような感じがしました。
けれど男らしさもありつつ、事後や悩んでいる姿や仕草がかわいくて、頬が緩んでしまいます!レイに騙されて恥ずかしがっているシーンが、私は個人的にオススメです!
一方、その悠真の性格が一羽を助けているのだろうな、と思うシーンもいくつかありました。
ストーリーの展開がこの先どうなるのか、ドキドキはしますが、悪い方向にはたぶん転がらないのだろうな、という安心感も私はありました。
またBLらしく2人の絡みのシーンも、適度に入っていました。濃厚すぎず軽すぎずでした。
でも、一羽が悠真を攻める姿が、絵がキレイなのもあって、すごくエロくみえました。
このラブラブな姿、次の巻でも続いてほしいです。
悠真が一羽の6つの人格すべて受け入れるのか、それとも一羽の精神のためを思って1つの人格だけを選ぶのか、この先が気になります!
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