4人のバンドのメンバーの恋が始まりそうです。
2組のカップル。
恋の発展はバンドにどんな影響を及ぼすのか?
またそれぞれの恋の行方は?
Contents
『ギヴン』3巻あらすじ
高校生の上ノ山は、佐藤真冬、梶秋彦、中山春樹とバンドを組んでおり、初めての4人でのライブをハプニングもあったが何とか無事に成功させた。
4人のバンド名も決まり、SNSも開設することになり、バンドは順風満帆に進んでいる。
バンドメンバーの中では今ボーカルの真冬はみんなの注目の的だ。
その真冬に上ノ山はライブ演奏後にキスをしてしまった。
だが、上ノ山は家に帰るまで真冬にキスをしたことを全く忘れてしまっていた。
真冬の歌った歌詞の相手がこの前のライブは元彼だったから、次はそれが元彼ではなくて自分になってほしいと思っている。
その一方、真冬が自分に対してどう思っているのかを置いてけぼりにして、キスしてしまったことに上ノ山は頭を悩ませている。
そんな中、上ノ山は真冬と2人っきりで出かけることになった。
一方、春樹は秋彦との出会いを思い出していた。
実は春樹は秋彦のことが好きだが、秋彦には自分の想いを伝えていない。
今まで春樹はずっとこのまま自分の片想いでもいいと思っていた。しかし……
2つの恋はどう終結し、どう始まっていくのか。
『ギヴン』3巻の感想
2巻に続けて購入しました。
『ギヴン(3巻)』落ち着いてユーモアもある雰囲気が素敵
内容は、2巻までの怒涛の展開で色々起こっていたことが一段落し、少し箸休めのような感じがしてゆったり穏やかな感じで読めました。
そのような感じだったので、笑ってしまうところが2巻よりも多いように思い楽しい雰囲気がありました!
また、一旦落ち着きほのぼのするところや、次の展開に向けて暗にしめしていたりするところもあり、最後まで読んで次の巻でどう進んでいくのか気になってしまいます。
特に12話の扉絵も次のメインになる秋彦と春樹だけが見ている側に向かって顔を上げているので、次の展開を示唆しているように勝手にですが思えて、少しどきどきしてしまいました。
上ノ山はライブの勢いに後押しされるように真冬にキスしてしまったことを悩んでいるところなど、真冬への恋心に振り回されている場面が、いつもの俺様な雰囲気とは違い、とても騷しくコメディのような感じがし、面白くて笑ってしまいました。
ここまで冷静でいられない上ノ山が出てくるのは、この巻だけなのではないかな、と思います。
いつもと違う雰囲気が出てくるのはキャラクターの新しい一面を知ることができる新鮮さがあるので、感情移入しながら読むタイプの私は読んでいて楽しかったです。
『ギヴン(3巻)』真冬の笑顔の場面と秋彦と春樹の恋の行方がポイント
その上ノ山が恋をしている真冬も1巻、2巻とは違う雰囲気が出てきました。
ライブで元彼への想いを全部さらけだして、肩の荷が落ちた様子が描かれていて何となくほっとしてしまう気持ちになります。
特に1ページ全体を使った笑顔の場面があるのですが、そこが真冬の肩の荷が降りた表情を一番表していました。
1巻、2巻の話で背景を読んでいるので、この笑顔を観たときに心から良かったと思えてしまいます。
1巻から3巻の中で、このシーンが私は好きなシーンの1つになりました。
この場面は、ぜひじっくり読んでほしいです!
また、この巻から本格的にバンドの大人組である秋彦と春樹のストーリーが始まります。
2人の裏の顔などが出てくるので、今までとはまた違う印象もありました。
春樹は頼れてみんなを優しく見守るキャラクターなだけかと思っていたら、この巻では乙女のような可愛さがあったりしするので、髭があるのに本当に可愛く見えてしまいました。
特に秋彦が好きでこっそりとっている行動が春樹にはいくつかあるのですが、そこがピュアな感じがして見ていて可愛いです。
春樹とは真反対のような秋彦と、どう進んで行くのか、とても楽しみです!
この巻では4人の新しい一面と、物語の終わりと始まりがあるので、とても楽しく読めました!
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*本文中の画像は「ギヴン」とは無関係です。
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