「俺を抱いて下さい」と突然言われたことから物語が始まります。
お互いそれほどわかりあっているとも思えません。
真面目な男と可愛い男の恋愛が始まろうとしています。
『俺の飼い方叱り方』1巻あらすじ
ゲイであることを公言している大学生の狭山天は、ある日、大学で同じ大学生である八巻和歌に初対面であるにもかかわらず、周囲に他の学生たちもいる中、いきなり、自分を「抱いてほしい」と言われる。
天は公衆の面前でからかわれたと思い腹をたて、行きつけのバーの店員が気に入った様子だったのでその店員にあてがうことにした。
だが、翌日に和歌が抱いてほしいと言った理由を知り、和歌が真剣だったことがわかった。
和歌は天が和歌を受け入れるまで待つと言いながらも、和歌は食べ物を天に毎日渡し餌付けをはじめる。
どうやら真面目な和歌は、天が自分は「ネコ役」だと言ったことを、動物の猫という意味だと勘違いしているようで、天は和歌にネコが抱かれる側だと説明する。
その途端、和歌は天を抱きしめ天の体を触り始めた。
和歌の手に翻弄された天はあろうことか気持ちよくなりイッてしまった。
それから天は和歌のことが気になりだし和歌の自宅でご飯を食べることになった。
食事の後この前のように和歌に体を触られ、天は気持ちよくなってトロトロにされてしまう。
さらに和歌も天にあおられ、ついに天を抱いてしまった。
天はただ流されていることや当初の和歌の目的が抱かれる側なのに、だんだん和歌に惹かれてしまい……
『俺の飼い方叱り方』1巻の感想
『俺の飼い方叱り方1巻』可愛すぎる天に癒されて
この本を買ったのは、同じ作者さんの描かれた別作品を買ったのがきっかけです。(この作品にも登場する小金井がメインキャラクターの作品です)
その作品にこの『俺の飼い方叱り方』の主人公である天が登場しており、天が主人公の作品もあると知り、こちらも購入しました。
読んでいる感じですと、別作品の方よりもこちらの作品の方が先に来る話なのではないかと思います。
ですが、どちらから先に読んでも分からなくなるような部分はないので、この作品だけでも十分楽しめます。
もちろん、両方読めばより面白くなるとも思いますが。
さて、この作品の主人公である天はとても可愛かったです!
可愛いと思う場面はいくつもありますが、私が特に天が可愛いと思うのは、和歌に頭を撫でられている時と、和歌にいじめられている時です。
和歌の勘違いしていた通りの、まさに猫そのもので、顔を赤くする表情がたまらなかったです。
天は和歌と交わるまでは処女で、はじめは恋愛に強いこだわりを持っている人物だったのですが、和歌におされてすぐに落ちてしまう様子や、和歌との関係に悩む姿も可愛かったです。
天に関しては、本当に可愛い部分しかないです。
可愛いしかないので、つい口元が緩んで癒やされる気分にもなってしまいました。
『俺の飼い方叱り方1巻』和歌のエロさは真面目過ぎるゆえの反動
一方、今回の攻キャラクターの和歌は最初から最後まで真面目すぎるキャラクターでした。
真面目すぎ故に、ギャグっ気が出ていたり、とんでもなくエロいことをしてしまっていたりしています。
特に、天に関するところになると意地悪に豹変するところは必見です。
意地悪をするのにも真面目なので、とことん意地悪なことをします。
この和歌のキャラクターがあるために、和歌が天を抱くシーンは可愛いと思うけれども、エロティックにも仕上がっていました。
抱くシーンはほぼ毎話入っています。
それでもお互いの恋愛感情はゆっくり進展していく話だったので、どきどき感はありました。
また私は、天の行きつけのバーの店員であるオカマさんたちが地味に好きでした。
和歌とのことで悩む天に単刀直入にアドバイスをしてくれるのですが、そのアドバイスが現実でもそうだな、と納得できるようなものでした。
描かれないかもしれないですが、オカマさんたちの話も見てみたいです。
可愛すぎる天と真面目すぎる和歌。ゆっくり進む恋だけれども、エロティックで胸がどきどきしてしまうお話でした。
がんがん進むストーリーに飽きた方にはぜひ、読んでいただきたい作品です!
ちなみに、この作品は2巻目も出ているので、そちらも買おうと思っています!
*本文中の画像は「俺の飼い方叱り方」とは無関係です。
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